テレビを見ていると、
『埼玉県××町で、70才代の夫婦が死亡。 息子(46才)が「両親を殺した」と警察に通報』とのニュースが流れた。
「うㇺ!?我が町だよ!」
息子が74才の両親を殺害し、自殺をしようとしたらしい。 当然のことだが、当事者の氏名等は伏せられていたが、ニュースは駆け巡った。
「うん、そうなのよ・・・あの奥さんは、痴ほう症なのかしら・・・会話をしているときでも、時々話が飛んじゃうのよ・・・。 息子は職に就いていないんじゃないかなァ・・・」
我が家から1.5キロ程度離れているが、理由はともあれ、また事件が起こった。
最寄り署ばかりでなく、県警からも出動したらしい。
事件が発生した場所は50年前に開発された住宅街で、今は「空き家が県内で一番」多いと言われる団地なのだ。 周辺にこれといった大企業が無く、これと言った「町づくり」も積極的に進められていないため、若者の転出が多く、構成するコミュニテイが崩れていることが問題だ。
面白いことだが、配布された広報誌によれば、
国の地方創生拠点整備交付金を使い、これまで在った「農産物加工研修センター」を「農産物加工センター」に変更し、「柚子の搾什機」を設置したのだ。
町のゆず生産者並びに生産者組合は、「参画出来ない」と表明していたにも拘らず、3,800万円も投資し販路も無い中で「ゆずの果汁」の製造保存が始まったのだ。
と同時に、17年間稼働して来た「町営デイサービスセンター」を廃止したのだ。
理由は、「介護報酬の引き下げ」と「民間の介護福祉事業者任せ」なのだが、当町の住民の生活能力(貧困化)からすれば、デイサービスを行政側しなければ何のための行政だろうか?
貧困層を切り捨て「農業の六次産業化」などと、今更ながら農家の誰もが踊らない中で独り笛を吹く「笑うしかない」行政トップの姿。
また、事件が起こるだろう。
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