しゅっすい(出穂)

 今日の散歩で、新しいことを2つ見付けた。

1つは「しゅっすい(出穂)」だ。 雨天がひと休みした今日、光合成のために鞘を割って稲穂が出たのだ。 いよいよ晴れの日が続くことを予測して、稲は全勢力を「穂」に集中する。 即ち、穂はやがて開花、受粉し、籾を形成。

籾は養分を貯め、胚乳を蓄積するのだ。

なので、根の張りを強化するために、田圃の水を入れ替えて根に酸素を補給させる必要が在るのだ。

 もう一つは宮下橋を渡り、神社の脇を登っているとき、カナカナカナ・・・と蝉の声-

「寒蝉(ひぐらし)」の婚活音だ。

「ヒグラシ」は秋の季語では無かったかなあ・・・

戻り梅雨だろうと言われる今日、何故か「哀しさ」を覚える蝉の声-

 一方京の都では、3年振りの山鉾巡行が行われた。

「コンチキチン」の祇園ばやしは、祇園の街中人たちの披露の場なのだろうが、元は貞観時代の富士山大噴火や陸奥沖での地震に因る津波、或いは疫病での死者や怨霊を鎮め宥めるための「御霊会」なので、「コンチキチン」はどこか哀しい音色なのだ。

 


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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