あってはならないこと

　安倍元首相が奈良市内で選挙の応援中、凶弾に倒れ亡くなった。

SPや奈良警察に依る「要人警護が在ったにも拘らず」だ。

だが、警視庁のSPが警護する要人としては、現職内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官並びに国務大臣等の他、国賓や公賓の外国人及び外交使節団の長で、元首相の場合、SPは1人、他は現地警察本部。

　要人警護は政治的目的を背景とする暴力行為や交通事故等の人為的な危害や自然発生的なきがいなどから、身を挺して守ることだが、今回の事件を映像で見る限り、警護の動きが殆ど見られないのだ。　　あってはならないことなのだ。

　この加害行為に対して、「言論に対するテロ行為を憎む」「民主主義に反する行為」などと非難することは当たり前なのだが、「あってはならないこと」はこのような行為を起こさせてしまう警護の在り方だ。

想定外は在ってはならないのだ。