昨日、友人から電話があった。 「昨年戴いた粉で、女房がうどんを打ったので、明日取りに来てよ。」
そうなのだ。 あれは去年の8月頃だったろうか・・・友人宅に行くと、「今迄購入していた粉(農林61号)が店に入らなくなって、困っているんだ」と言っていたので、うどん粉の産地・みどり市(群馬)へ行き、買って届けたのだ。
パートタイマーの仕事を終え、コーヒー屋ジュリアンで珈琲を飲んだ後、友人宅を訪問すると、友人夫妻が待ち構えていた。
数年前になるが、奥さんが打ったうどんの美味しさに賛美を送ったのだった。
友人夫妻は小・中学校の同級生で、奥さん、友人の両親がうどん好きだったため、嫁ぐと同時にうどん打ちを仕込まれたらしい。 当時のうどん粉は、大抵「農林61号」だった。
農林61号は内麦臭が在って独特の臭いが在り褐色を帯びているので、讃岐うどんを代表とする白色でもちもち感はあるものの、風味旨味の無いうどんが流行っているため、「農林61号」の生産者が少なくなっているのだが、友人は深谷市内で見付けたそうな。
汁も薬味も、全てが奥さんの手作りだそうだ。 特に薬味は、柚子皮を乾燥させ粉化し、胡麻、海苔、胡椒を入れた手作りだ。
帰宅後、夫婦で友人手作りを堪能し、至福の時間を味わった。
「息子夫婦も孫も女房のうどんが好きで・・・、孫なんかは汁も付けづにうどんだけで食べるんだよ。 二人居る息子の嫁にうどん打ちを教えて、店でもやれば儲かると考えたことも在ったけど・・・、もう年だから・・・」
「いやあ、そんなことは無いよ。俺は乗るよ。 是非やろうよ!」
地域おこしの目玉にしよう。 町の各地にそれぞれ目玉をつくって、循環バスをフル回転させて町の活性化をやってみたい。
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