桐の花

 今日は80回目の誕生日だ。  倅から千疋屋のアイスクリームが届いたので、携帯で礼の電話を入れると寝ぼけまなこの様で、次男からは電話さえも無かったが、義妹からの蜂蜜とシフォンケーキが嬉しかった。

 なので、日頃世話になっている「山富貴」の従業員の皆様への礼に-と富久屋(東松山)で「杏大福」を買い帰路の途中、桐の花を見つけた。

 「真っ直ぐな道まっすぐに桐の花」

スーと真っ直ぐ伸びた木の先に、薄紫の花が鈴のように咲いていた。

 「山富貴」でナガタニさんに手土産を渡すと、「いつもの席が空いていますよ」

と言われホールに入ると、テーブルには新聞が置いてあり、ウエルカムセットが来た。

礼を言い新聞を広げて間も無く、

「今日は『田舎蕎麦』です!」

目の前の盆には、「田舎蕎麦」と「貝の刺身盛り合わせ」が在った。

(残念ながら、刺身醬油が無く、皿には練りわさびが・・・)

食べているとナガタニさんが、

「コーヒー屋さんは今、やっていないんでしょ! コーヒー飲んでって下さい!」

「そうなんです。 いただきます!」

 新聞を見ながらこーひーを頂き、コーヒータイムを終えてレジカウンターへ行くと、女将やナガタニさんと従業員2名が居たので、「実は、今日八十歳になったんですよ」

と言う僕に、皆さんが異口同音に祝福してくれ、「逆に大福迄いただいて・・・」

「いいえ! 元気な皆さんのお陰です!」

「山富貴」で、いつまで食べられるかナア・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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