無謬性(むびゅうせい)

 アメリカ国籍でユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントは、

「為政者の無謬性を求める人々の欲求が、『無謬の為政者』即ち独裁者をつくり出し、全体主義をもたらした」とドイツの民族運動「ナチズム」の胎動を分析している。

 アレ⁉ プーチンでは?

No,no,noお急ぎ成さんな、デジタル大臣だった牧島かれん氏が「アジャイル型政策形成・評価の在り方に関するワーキンググループ」立ち上げ時に語った、「無謬性神話からの脱却」からの引用だ。

 日本の政府や官僚組織には無意識のうちに「無謬性神話に取りつかれている人が多い」と言う。  「自分たちは間違えてはイケナイ」「間違わないために、前例をキチンと守る」

等の概念にとらわれ過ぎて、前例踏襲主義から抜け出せない、リスクをとって変えても失敗したら評価が下がる。  建設的では無い批判に日常業務が費やされ、重要な決断が先延ばしされる-のでは無く、厳格な仕様を決めずより良い姿を目指して臨機応変い形を変えてゆく「アジャイル型」なのだ。  旗は揚がったが・・・

 さて、

ナチズムに勝ったソビエト共産党、否(ロシア)帝国再現を夢見るプーチンは、自らの指揮下で起こっている状況も、「ウクライナをナチ化から救う」のだ-と自国民に喧伝する。

将に「無謬の為政者」を演じているのだが・・・

 だが今、いや今から問題なのは中国だ。

チカラを「武力」は勿論、科学技術分野でも独自の開発研究を展開しているのだ。

例えば、遺伝子組換え或いはゲノム編集だ。 生き物は全て、それぞれ特有のDNAを持っているのだが、一人っ子政策即ち「優世優育」は失敗に終わったにも拘らず、ゲノム編集政策は秘密裏に続けられているのだ。

為政者にとって、中国共産党にとって都合の良いヒト(或いはモノかも知れない)をゲノム編集で創り出すかも知れないのだ。

無謬性どころか倫理を超えた世界を意図しているのだ。


 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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