ネギ坊主

 新聞を見始めて間も無く、「挽きぐるみ蕎麦」+「赤貝の分葱酢味噌和え」が来た。

「では、いただきます」と盆から湯桶を外し、「挽きぐるみ(蕎麦)」を食べようとすると、ナガタニさんが、

「木の芽蕎麦です!」

ひと回り小さい笊に盛られた蕎麦を持って来た。

「あら⁉ 有難うございます!」

なので、「木の芽」を早速手元に置き、汁も付けずに一気に頬張った。

ムムム・・・ナンだろう。 葉山椒かと思ったのだが香りが薄い・・・ 

すると、ヒョイと白衣の若社長が来て、「どうですか? 山椒の葉を煉り込んでみたんですが、香りはどうですか?」

「あッ、頂いています。 ですが、ズバリ言って、『木の芽』って言ったので何の芽かな(?)と思ったんですが、香りが薄くて判らなかったんですよ。 矢張り山椒ですか?」

「ええ、うちにはアチコチに山椒が在るんです」

そうなのだろうが、葉山椒では無く実山椒の木なのかも知れないぞ、 香りが薄いし・・・

葉山椒だとしても、「浅倉(山椒)」か「有馬(山椒)」で無いと、香りや風味に欠けるんだよナア・・・

でも、1,080円なので「ご馳走様でした!」

 帰宅し散歩に出たが、案の定「日光白根山」は霞の向こう側・・・

散歩が終えようとする家の近くに来た時、農作業をしていた赤津さんが居たので声を掛けた。

「このナス(の苗)は、何と言うナスですか?」

「長茄子です! 以前は『緑ナス』を作ったんですけど、出ないんですよ! 美味しいんですが、売れないんですねえ・・・なので、今は普通の茄子にしちゃったんですよ」

埼玉青大丸ナスは焼いて田楽にすると美味いんだナァ・・・

別の畑には、葱坊主が見えた。

放って置いたのかなあ・・・それとも種を取るのかナァ・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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