用語辞典によれば、フェイクニュースとは「事実では無い、虚偽・デタラメな内容の情報・報道の総称を言う」と在り、「読み手が真に受けたて、ソーシャルメディア(SNS)などを通じて広く拡散され、時には世論を動かしたり社会的な混乱を招いたりする」と在る。
昨年のアメリカ大統領選でのトランプ陣営が取ったとされる戦略で一躍有名となったのだが、日本でも以前から「報道規制」即ち「発信者に都合の良いメディアの報道陣だけに与えられる報道」が存在していたし、近年ではSNSを通した「裏付けの無い」情報が飛び回っているのだ。
その意味で、僕のブログも「裏付け」の保証が定かでは無いと言えよう。
日馬富士の暴行事件で、協会側の要請に非協力的な貴乃花への批判的な意見に関して、AERAの報道陣によれば、
「貴乃花親方、貴ノ岩は被害者なのに、ここまで批判されるのは的外れです。 ビール瓶なのかヒラ手なのかは別にして、暴行が在ったのは事実。 天下の横綱が、後輩に暴行した事実は重いですよ。 今回貴乃花親方が貴ノ岩にモンゴル力士の飲み会に行くのを認めたのは、貴ノ岩の母校(城北高校)の関係者からの誘いが在り失礼だと了承したが、白鵬や日馬富士などが居ることを想定していなかった・・・貴乃花親方が「日馬富士に因る暴行事件」を知ったのは、事件の翌日午前中。
貴乃花親方から伊勢ケ浜親方に直ぐに連絡を取ったところ、日馬富士が事実を認めて謝った上で、伊勢ケ浜親方から穏便に示談和解の申し出が在った。 だが、貴ノ岩の傷を見ていた貴乃花親方は弁護士に相談し、会に同席していた力士にも状況を聞いて、貴ノ岩を帯同させて県警に出向いた-」とのこと。 貴乃花親方は当初、九州場所が始まる前に、協会側が調査確認して何らかの処分を公表してくれると期待していたのだが、何事も無かったかのように日馬富士が土俵に上がっていた。
そういう協会側の姿勢が、貴乃花を拗らせた」と、在る。
貴乃花親方が期待した協会側は、相も変らぬ閉鎖社会。 それどころか、看板のモンゴル会に背を向けられることを嫌い、協会側の都合の良い情報を流し、協会に寄り添う人たちが保身のつもりで「事実では無い」情報を流す。
「貴乃花親方もマスコミに向けて発言すべきだ」と言う意見が在る。
自らに降り懸かる報道を振り除けたい-通常な人間ならそうするだろう。
なぜ、沈黙を通しているのか? 「事件が解決した後」に発言するのがベターなのか?
木鶏(もくけい)を目指した貴乃花だから・・・だろう-と思う。
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