越生の虚空蔵尊

 「今日は、虚空蔵様が在るので、達磨を買いに行くんです!」

「山富貴」のレジで、ナガタニさんが言った。

懐かしいナァ・・・子供の頃、5kmほどの砂利道を自転車に乗って「上野の虚空蔵様」に来たことが在った!  多くの人達で賑わう縁日は、隣町であろうと大人の自転車を「三角乗り」して行くだけの魅力が在ったのだ。

 越生町のホームページでは、「新型コロナウイルス感染症のため中止」とあったが、鎌倉時代からの地域の菩提寺は、地元の人たちだけで今年も「関東地方でシーズン最後のだるま市」が開かれるのだ。

 「ほっと」での珈琲タイム後、買い物をして4時半から散歩に出た。

「うらうらに 照れる春日に ひばり上り 心悲しも ひとり思えば」

万葉集の大伴家持の歌で、「のどかな春の日に、舞い上がって行く雲雀を見ながら、ひとりで物思いに更けていると心が悲しい」と言うのだが、田圃道に入って凡そ2㎞、あちらこちらからひばりの声が聞こえて来たのだ。  遠くからウグイスの声も聞こえ、急に春になったが、ひばりにとっては産卵の季節だそうで、耕運機で田起こしした田圃でふ化させ、10日くらいで巣立つらしいが、忙しいことだ・・・

それにしても、陽が延びたなあ・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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