高校時代の、後期高齢者の同期会に参加した。 事前に連絡を取ればそれまでなのだが、会場での出会い(と、言っても男子校なのだが、)に期待した。
1クラス50名程度で6クラス在り、特段の人生目標を持たなかったためと野球をしたくて野球部に入部したので、入学当時のクラスのことはほとんど記憶が無い。 だが、卒業時のクラスは特徴があった。 ワルが集まったクラスだった。 と言っても進学校なので、「一部の落ちこぼれ」が居たクラスだった。 僕の場合、下校途中に近くの「溜まり場所(雑貨屋)」で焼きそばを食べながらタバコを吸っていたり、同じ電車を利用する同期の連中が途中下車をしてポケットビンを買い田圃でグダグダしていたのだが・・・。
300名以上の同期生の内、参加者は60名で物故者が47名。
「会いたかった」連中は殆ど居なかったのだが、高校時代もその後も全く会話が出来無かった陸上部の彼が、わざわざ来て「あの頃」の実話を語ってくれた。
「俺も、実は野球部に入りたかったのだけど、顧問の先生から厳しく言われて入れなかったんだ」
同期会、それも後期高齢者の集まり-は、何だろう?
健康的に且つ経済的にも「安定(安泰)を得た」と思っている輩が集まったのだろうか?
5年前に「これが、美味いんだよなぁ」と熱燗を欠かさなかった彼は、物故者となっていた。
叙勲受章者も3人居たが、目立ったのは相変わらずマジックが得意な彼のショーだ。
「次は、喜寿?傘寿?」等と言うが、毎度ながら「何のために(集まるのか)?」だ。
今更ながらだが、社会に恩返しするイベントをすべきではないか。
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