天保年間の1832年に、雪の結晶(雪片)を観察して図表解説した、日本初の自然科学書が在る。 作者は、古河藩主・土井利位(どい・としつら)と言い、幕府の大炊頭(おおいのかみ)即ち老中首座の傍ら、20年以上を掛けて雪の結晶を観察し「雪華」と名付けて図案化し世間に流布させたのだ。
観察方法は、
● 雪が降りそうな夜を選び、黒地の布を屋外の冷気であらかじめ冷却する
● その冷えた布で、降雪を受ける
● 布の雪を崩さないように注意して、ピンセットで取り黒漆器に移す
● 息が掛からないように注意して、欄鏡(オランダからの顕微鏡)で観察する
のだが、ボタン雪のような融合しないマイナス10℃~15℃の気温の中で観察するのだ。
鎖国体制の中でも日本人の探求心は失われず、土井利位の「雪華」模様は江戸市中に一気に広がり、着物の柄や蒔絵などにも取り入れられたのだ。
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さて、今日の昼飯は、「田舎蕎麦+菜の花と柿のポン酢+タラの芽天婦羅」だった。
レジに行くと、紅梅が差して在った。
そう言えば、山吹の里公園には紅梅が咲いていたが、越生梅林は殆どが白梅なので3分咲きだ。 なので、「梅まつり」は今月11日から21日まで
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