けんちん汁(巻繊汁)

 散歩から帰ると、近所の農家の奥さんが鍋を持って来た。

「けんちん汁ですけど、・・・薄味なので、調整して食べて下さいね」

 今日は節分の日だ。  子供の頃、節分の夜は「豆まき」を終えると蒔いた豆を拾い集めて年令の数の豆を食べ、「けんちん汁」を頂いた記憶が在る。

 「けんちん汁」を検索すると、

「(鎌倉の)建長寺の修行僧がつくっていたので、『建長寺汁』を『けんちん汁』と言うようになった」と言う説が在るが、普茶料理の『巻繊(けんちん-野菜を刻み豆腐を混ぜて炒め、油揚げか湯葉で巻いて、油で揚げた料理)』の汁が起源とも言われ定説は無いが、具やつくり方は各地で異なり、大分県国東半島には、大根や里芋、ニンジン、ゴボウなどの根菜類と豆腐、油揚げを使い、汁を多めにした『けんちゃん汁』が在る。」

 そう言えば、蕎麦の食べ歩きをしていた頃だが、茨城の金砂郷の蕎麦屋で「けんちん蕎麦」を頂いたことが在った。

 蕎麦と言えば、今日の昼飯は「更科蕎麦+牛蒡蕎麦+モロコのから揚げ+温泉卵」だった。  ごぼう蕎麦は、小さい笊に盛られて後から運ばれたのでタイミングがづれ、牛蒡の匂いは僅かだったが爽やかな蕎麦で、モロコも久し振りだった。

 さて昨日の続き、「福は内鬼は外」の「鬼」だが、豆を投げつけられる鬼役を想定するのは幼稚園児まで。  心の内なる「邪心」や「邪念」を言い、雑念を払う(マインドフルネス)ことが「鬼は外」なのだ。

 ところで、「CCS」や「CCUS」をご存知だろうか。

気候変動問題に関する国際的な枠組み「パリ協定」を実現するために、2012年から設備の建設を始め、2016年から苫小牧の海底で、CO2を貯留する作業(圧入)を開始。

2019年11月、目標にしていた「CO2」30万トンの圧入を達成、実証実験を終了し監視しているのだ。

 即ち、CCS(Carbon dioxide Capture Storage)「二酸化炭素回収貯留」は、発電所やこうじょうから排出されるガスを大気中に放出する前に、CO2だけを分離回収し、地中深く安定した地層に圧入し長期間貯留する技術で、CO2の排出を大幅に削減できる技術であり、世界的に期待されるものだ。

 日本がベトナムに石炭火力発電ユニット2基を建設し、ベトナム国営公社に売電することにベトナムの若い人たちと反対しているグレタさん。 歴史を戻すわけにはいかないが、将来的にはカーボンニュートラル実現に向けて納得いただけますよ!

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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