今日の昼飯は、坂戸市に在る蕎麦屋「喬彩庵(きょうさいあん)」に行った。 日高市の蕎麦屋「百日紅」の紹介なのだが、「喬彩庵」の庵主の実家・宮川製粉(山形県)から玄蕎麦を仕入れていて、「美味しいから、是非食べに行って!」と、蕎麦屋のお奨めなので行ってみた。
「いらっしゃいませ! お決まりになりましたら、お呼び・・・」 「お薦めは?」
『はい!坂戸市が推奨しています「葉酸そばセット」です! 野菜天ぷら付きです』とのこと。
『そう、では「もり(そば)」をお願いします』
そば屋は「蕎麦」を薦めるのが常識で、市から(葉酸の)「推奨店」とされている-からなのだろうが、ガッカリだ。
そして、蕎麦が来る前に、ごま豆腐と白菜の漬物を乗せた膳が来たが、「もり」を待った。
やがて「もり」がテーブルに運ばれたので、ひとくち、ふたくちと蕎麦を食べる。
細切りの割には歯ごたえが在る。 それも、心地良い歯ごたえなので、2,3回噛めば飲み込めるのだ。 粒子の細かい粉を使い、加水を少なめにして茹でたのだろう。
宮川製粉をネットで見ると、「昭和45年4月より、そば粉専門の製粉会社となる」と在る。
蕎麦の産地で、早くから専門店となったことは、良い粉を出している査証だろう。
品種は「牡丹種」なのだが、「百日紅」で食べたときの方が旨さ、甘さが在った。
アマチュア時代なら、「上手く打てた」場合に提供すれば良いのだが、生業となるとロスを無くして美味いものを提供すべくマニュアル化する。 一旦メニューに出すと、不評でない限りつくり続けるのだ。 だが、自前で製粉をする場合は、玄蕎麦さえ変えられる。
「百日紅」では玄蕎麦を仕入れているので自分の気に入った(ブレンドした)粉がつくれるが、「喬彩庵」は実家が製粉所だから、出来合いの粉を仕入れているのだろう。
後から来た客は「先ずビール」で、天ぷら付き蕎麦を注文した。
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