盤石な基盤を持つ前原氏でも、今回の選挙に無所属で打って出ることの厳しさを認識しながら、今回の選挙の仕掛け人として、党首として全国を回る中で受ける遠慮の無い罵倒。
描く2大政党づくりの難しさと仲間の筈の新たな人心に触れ、心は大きく揺れたろう。
「想定内」だったとは言え、参院議員44名無所属15名その他9名の(参議院主催の)両院総会で、本意ではないだろうが、(希望の党への合流)を図った「党首としての判断の誤り」を謝罪し、故に「民進党への政党助成金」は民進党に残すこと-その上で、政党の基本的な違いのまま存続していた民進党の解党をカバーすべく立憲民主党を立ち上げた枝野氏に礼を言ったのだ。
だが、これでは55年体制なのだ。 前原氏が求めるものは、アメリカの核の傘の中(アメリカ帰属)で、自民党との違いを「社会保障の在り方」とした保守二大政党の構築では無かったのか?
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を体験した日本人は、ロシア型も中国型社会も受け入れは無いことから、政治は穏やかな流れの中での発展を求めているのだ。
然るに、小池百合子氏にはヒロインの欲望が在り、自分が目立つことに集中する性格故に、意志の相違であって「ボタンの掛け違」では無いのだ。
物事を成し遂げるには困難な局面があることは常識であり、政治の局面には「命」が掛かることも承知だろう。 覚悟を承知すればこそ、「想定内」とするのだろう。
未来の日本のために、頑張れ前原!
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