今宵は十五夜だ。 陰暦15日は、満月になるための特別の夜とされ、特に陰暦8月15日は「仲秋の名月」と呼ばれ、酒宴を催し詩歌を詠む習わしが在った。 僕が子供の頃、家々では団子、里芋、栗などを供え、ススキを飾って祭っていた。 その夜は子供たちにとって、供え物を盗んでも叱られない日だったので、集団で遊んだことを思い出す。
その今宵だが、近くの神社で「観月会」を催し参加した。
神主による祭祀が終わると、催しとして二胡奏者:馬 高彦氏による演奏会だった。
ところで二胡と胡弓だが、辞典を見ると、
「二胡は中国の楽器で2本の弦を間に挟んだ弓で弾くが、胡弓は日本(琉球)生まれで弦が3本と4本が在り、絹糸で作られた弓で弾く」と在る。
形も幾分異なり、音色も違うらしい。
富山市八尾地区の「おわら風の盆」で演奏される越中おわら節の胡弓の音色は大好きだ。
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