理解し難い国政

 国民主権を謳う我が国は、主権者たる国民が選んだ議員による議会民主主義、間接民主主義をとっているのだが、今や選びたい人では無く、出たい人即ち政党が選んだ候補者の中から選ぶ方法であり、国民の税金で政治を弄ぶ特殊な体制となっている。

 「・・・維新と民主党が合流して民進党と言う名前にも馴染んで来た。 名前も皆さんも大好きです。

仲間を大切にしたい。 これからも皆さん方と行動したい。 地域、党員サポーターともう一度。

名を棄てて実を取る決断をご理解いただきたい・・・」民進党党首・前原誠司氏の両院総会での挨拶だが、小池希望の党との合流に対して、「民進党としては公認せず、希望の党から後任を貰う」ことを明言した。

だが、小池氏の希望の党は「全員を受け入れる積りはさらさらない。 政策的に一致しなければならず、しっかりと絞り込みをさせて頂く」として、リベラル派の排除を明言した。

 僕は自民党員だが、民進党リベラル派にとっては野党第一党として進もうとしていたにも拘わらず、党首が身売りして逃げ出してしまったのだ。

しかも、希望の党が発表した綱領には「・・・世界で分断を包摂する、寛容な改革保守政党を目指す」と在る。 ご承知のように「寛容」とは、「自分と異なる意見・宗教を持っていたり、異なる・・・人々に対して・・・許容する態度・心の広さ」なのだが、小池氏は「排除」を明確にした。

要するに、自分にとって必要とするもの以外は切り捨て-なのだ。

 国民が選択した議員、政党が、一人の考えで左右される。

こんな政治家を選ぶのでは無い。 「国民に解かり易く、国民にとって持続的に安心できる社会」づくりを実行する政党・ウソを付かない議会議員を選ぶのだ。



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000