北朝鮮への国連安保理での追加制裁決議が全会一致で可決された。 北朝鮮への原油輸出「全面禁止」の当初案では無かったものの、天然ガス液や超軽質原油の全面禁止、北朝鮮への輸出量の毎月報告を決め、北朝鮮の主要産業である繊維製品の輸入禁止はこれまでの石炭、海産物、鉄などの禁輸と相まって、北朝鮮の外貨獲得に相当の打撃となることに間違いない。
このことへのマスコミの反応は、「ロシアと中国に譲歩した修正案は、これまでの制裁と変わらず」
「北朝鮮は織り込み済み」との意見も在ったが、日本の考え方を組み込んだアメリカの努力は評価に値する。
一方、アメリカは中南米諸国を訪問し、北朝鮮のミサイルや核兵器開発中止協力で、「北朝鮮との経済・外交関係断絶」要請に、メキシコ、ペルー両政府が即時応じ、「北朝鮮の駐在大使の5日以内の退去」を履行したのだ。
これ等の包囲網は、北朝鮮に冷静な判断をする時間で在り、一気呵成に進めることが最良では無い。
政治の世界は「勝つか負けるかだ」等と言う人が居る。
当人はそうすることで「スッキリ」出来ると思うだろうが、有権者の住民には「その結果」が尾を引くのだ。 「しこり」が住民に大きく残るのだけは避けなければならない。
知恵が必要だ。
0コメント