現役時代の背広を出してみたが、何とかズボンがはけたので自宅で待機していると、予定より早めにブザーが鳴った。 玄関を出ると、車には1組が乗っていた。
会場に着き受付が終えると、1組ごとに写真撮影が始まり、開演は1時間半後になったが、その間、飲み物等一切無く、「第9回金婚式」が始まりジュースで乾杯したのは入館して2時間程度経っていた。
参加した哀れな32組の紹介が在ったが、紹介の度にいちいち拍手。 へそ曲がりな僕は手を叩かなかった。 赤い羽根の募金や「福祉」と称して集めた募金で祝って貰うほどの哀れな僕らなのだ。
しかし、この町には僕ら以上に生活困窮者が居るだろう?
首長の「選挙のときはよろしくお願いします・・・」等もそうだが、こんなイベントはさっさと止めた方が良い!
そこそこ元気な高齢者は、最後まで自立出来るよう努めなければ2025年問題は破綻する。
自己責任型の日本で、今起きている社会現象は貧困化なのだ。
総務省統計局の家計調査に依れば、1997年のお子遣いを含む消費支出額は94,543円だったが、2016年では61,533円に減少。 エンゲル係数が1985年から2005年頃までは下がって来ていたのだが、2013年以降急上昇し、「貯金無し」の世帯が30%を超えているのだ。
年金生活者は個々で解決出来る人はさて置き、地域で解決策を見出さなければならない時代なのだ。
地域のリーダーを如何に早く見出すか?
一刻の猶予も無いのだ。
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