国民とは? と問われた時、どう答えますか?
基本的には、憲法(第1条)で「・・・主権の存する日本国民・・・」とし、第10条で「日本国民たる要件は、法律でこれを定める」としていて、日本国民=日本国籍を持つ者とのイメージを持ち勝ちだが実際は法律ごとに違うのだ。
では、国とは何か? やはり、一義的には言えないのだ。 日本では主に国家を意味するのだが、政治的な国家が支配する一定の領域や住民であり、共同体で在り、制度や文化などの総体なのだ。
さて、先日のTV番組「朝まで生テレビ」で、司会者の田原総一朗が言った「僕やっぱりね、はっきり言って国民には国を守る義務が在ると思う」との言葉に、出演していた芸能人が、
「・・・絶対に戦争に行くことの無い年寄りに言われても、何もピンと来ないの訳ですよ。絶対に行かないでしょ!」と発言したと言う。
当の芸能人だが、弟は自衛官だと言う。 「僕は国よりも自分が好きだから、戦争が起きても絶対に行きません。・・・徴兵制をやるべきだと言う人から順に戦闘機に縛り付けて飛ばしましょう」とも主張したと言う。
小中学生の学習時間の気分なのだろう。 「主張する、目立つ」ことに意義が在る-との思いなのだろう。 先日甲子園で戦ったチームの中に、「俺は俺のやりたいことをやる」と言い張る選手がいたら、監督は出場登録する18名に入れますか?
ペアで戦う競技で、「俺は俺流」等と言ったら相手は組むことを拒否するだろう。
「戦争が起きても、俺は参加しない」と言う国民が居ても、国は国家を守ります。 国民が「安全・安心な生活」が出来るよう領域を守るために戦います。その領域内に例え反戦者が居ても、領域を守ることを拒否はしません。
先の戦争でもそうでしたが、国外の戦地に行った軍人だけの戦争なんて在りません。
内地に残った「年寄り」だろうと女性だろうと国同士の戦いは「容赦無し」です。
家族に起きた争い-で、「俺は参加しないよ」と素知らぬ態度を取るんだろうなァ 反戦者は。
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