高遠蕎麦

 NHK総合TV番組「最後の○○」を見た。

特に、日本刀の波紋を創り出すには亀岡の「天然砥石」で砥ぐしかない無いのだが、その砥石を製造する人は土橋要造さん(70才)ただ一人。

土橋さんが見つけた鉱脈から取り出す「世界一の砥石」は、後継者がいない。

 夏の暑さをしのぐ「油團」、日本の復興を担った「セルロイド人形」も製造業者はたった1軒、文化遺産となってしまうのか・・・

もう15年前になるが、あきる野市小中野に在る庄屋づくりの和食店「黒茶屋」で知った青梅市の懐石料理の店「井中居」を思い出す。

「井中居」料理長だった田中博敏氏の著書「お通し前菜便利帳」を見直してみると、当時の献立書「神無月『紅梅』」がスリップとして残っていたが、日本の伝統野菜はスーパーマーケットで買える食材と違い、生産農家の努力に任せるのでは無く、伝統文化を守る上で公的支援が必要なのだろう。

 さて、伊那の「高遠蕎麦」だが、店の名前は忘れてしまったが、親田辛味大根のおろし汁に味噌を研いで食べたことを思い出す。

食べ歩きをした頃は、「水」に入れて食べた店や塩(岩塩)を振って食べたことも在ったが、醬油の醸造技術が進み、今では醬油を楽しむ時代だ。

今日の昼は、「田舎蕎麦+野菜の真鯛巻き」に「そばがき」だった。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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