僕が住む町は、周囲の町に染まる特徴の無い田舎町なのだが、町づくりの一環で、町外の企業が廃業となった工場跡地を購入造成し新規の企業を誘致したのだ。
1社は自動車の部品メーカーで、もう1社は岐阜に本社を置くリネンサプライ工場だが、町は平成21年に企業誘致促進条例を作り、要件として「固定資産税相当額の二分の一を補助」するーとして企業誘致を積極的に推進して来たのだ。
リネンサプライ工場は大量の水を使用する。 例えば、敷地面積2000坪、従業員数109名の工場が使用する水の量は1日当たり380トンで、クリーニング量が27トン、年間売上高が10億円になるそうだが、我が町の地下水採取規制は無く、県としても特段の規制が無い。
即ち、地盤沈下等異常が起きない限り「使い放題」なのだ。
その上、工場敷地内の処理施設から出る工場排水だが、町の「雨水排水処理基準」では「適用除外」としているため、周辺地域で共同運営する下水処理場へ流すのか或いは工場用地近くを流れる農業用水路に流すのか-交渉中だと言う。
ちょっと待ってよ! なんでそんなに「町は受け身の姿勢なんだ!」
我が町には大型の医療機関が在り、水が自由に利用出来、物流も便利な地域だから、リネンサプライ工場にとっては、他に類を見ない適地なのだ。
「税を負ける?」冗談だろう? 住民にとって何も利が無いどころか住民が負担する?
この町のトップは能力が無さ過ぎるよ!
この現代、処理した排水だって再利用する時代だよ。 地下水だって後から規制する訳にはいかないのだから、設備する機械も水の使用量も最少のものを使用し、出来得る限り「きれいな水」を流すことで共同処理場でも農業用水路でもプラスになる。
交渉だよ。 将来に禍根を残すようなことはしなさんな!
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