「今日は、新蕎麦です!」
今日の昼は、蕎麦屋「山富貴」に行った。 駐車場がウイークデイの割には混んでいて、案の定、店内に入るといつもの席はせんきゃくが居た。 止む無く、4人掛けのテーブルに1人で座っていると、店員が茶を持って来て「今日は、新蕎麦ですよ!」
やがて盆で蕎麦が運ばれて来た。 先ずは、蕎麦を手前に引き寄せ、一掴み口に入れる。
口の中から鼻に抜ける新蕎麦の風味。 汁も増してや薬味も要らない。
食べていると、女将がやって来た。 「いらっしゃいませ。 どうですか?新そばの風味は?・・・」
『ええ、先ず・・・口に入れたときに「新蕎麦だぞ!」って旨味と言うか風味が一杯に膨らむんですよ。 ところで、何処の蕎麦でしょうかねェ』
「北海道です」 そうなんです。 「北海道」しか出て来ないんです。 「北海道」じゃなくて、「北海道の○○産」とか「北海道の○○さんが作ったそば」を聞きたいのだ!」
止む無く帰宅してネットで見た。 練馬の「宮本製粉」を開くと、在りました!
「新着情報」欄に「2017年8月4日、秋新!北海道雨竜産レラノカオリ」と在った。
2015年に品種登録され、宮本製粉で販売されている蕎麦だが、「秋そば」に比べると香りが薄く甘味も少ない。
昔は、蕎麦と言えば「秋そば」だったが、最近は日本のタネを海外で蒔いて生産しブレンドするので、1年を通して美味しいそばが食べられる。
コーヒーなどと同じように、蕎麦も嗜好品化したのだろう。 気候風土を利用して、旨い蕎麦づくりを期待する。
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