針の穴から天を覗く

 大阪北区「梅田こころとからだのクリニック」の火災事故。

27人が心肺停止状態で病院に搬送、現在時点で24人の死亡、21人の身元が確認されたとの報道が在ったが、どちらかと言えば、放火犯谷本盛雄に焦点が当たる傾向が強い中で、クリニックの亡くなった院長西澤弘太郎医師の評判はすこぶる良い。

 西沢医師は被災したクリニックを経営する傍ら、父親が経営する病院でも週4日勤務するバリバリの医師で、埼玉医大平成9年の卒業生だ。

埼玉医大の現理事長と同期生だったので、ニュース直後から医大関係者間で西沢医師の惜しむ話題は飛び交ったのだ。

 それにしても、出入り口が一つしか無い古いビル。

何故、非常用出口や階段、或いは脱出装置を設置しなかったのだろう・・・

食事に行く「山富貴」でも、コーヒータイムを獲る「ほっと」にしても、座る席は出入り口に近く、「いざ!」の場合の逃げ口は決めているのだ。

 それは車の運転でも、出来る限り注意する。 職業柄と思っているが、それでも危うい経験は何度もしている。

 今日は「山富貴」で、何か一品料理を追加しようカナ(?)・・・と、「穴子の白焼き」を頼むと、「今日は在りません」とのこと。

出て来たのは「コハダの酢じめ」。  一口食べようとすると蕎麦が来た。

慌ててコハダの皿を遠くへ置き、目の前に盆を置いた。

食べ終えると、コーヒーが来た。

新聞を読み始めると、1面に岸田首相の「決める男に豹変」と言う記事が在った。

前回の総裁選の反省から、首相に就任後、憲法改正推進本部を「実現本部」に改組すると、推進本部長だった衛藤征士郎を更迭したのだ。

衛藤が(憲法)改正に向け、独断で超党派の議員連盟結成をつくろうと動き、公明党からの異見で発覚。 更迭したのだ。

衛藤の「閣僚」としての認識を問いたのだ。

同じ1面に、「針の穴から天を覗く」と言う言葉が在った。

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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