今日も「去来庵」に行った。 先週パート先の社長と食事に行った際、偶々店主の息子さんが店に来られ、ご本業は聞かなかったが、「今日は母のスマートフォンの修理に来たのですけど、機械が好きで、先日は知人からジッポー(ライター)の修理を頼まれたんですよ」とのことで、すかさず社長が、「長年使っていた(多機能)ボールペンの芯が出ないんだけど、お願い出来ますか?」
で、社長からボールペンを預かり持参した。
「ご飯、在ります?」 「ええ、どうぞ!」
先客は誰も居ず、やがてご飯がテーブルに置かれた。
「今日は、豆ご飯です! ご近所の農家さんからの頂き物ですけど、商品にならない枝豆を一杯頂いたので、豆ご飯にしたんです・・・」
「うわァ、良い匂い!」と言うと、「豆の匂いかしら?」
ごまが振り掛けてある豆ご飯を一口いただくと、お米が美味しかったので「お米の産地はどこですか?」に、「もち米を半分入れているんです・・・お米は秋田産の・・・いつもベルクで買うんですけど、産地は判らないんです」とのこと。
この旨味は確かに「あきたこまち」だろう。 それに、この歯ごたえは? もち米だ。
おかずは手造りのサンマの生姜煮、ゼンマイの和え物、高野豆腐と茄子の煮物、胡瓜の味噌和えとトマト、それに真昆布の煮物だ。
いつものようにゆっくり食べていると、店主が店から出て野草を取って来た。
「これ、知っています? スベリヒユ・・・です。 美味しいんですよ、但し、シュウ酸が在るんで煮だ出すんですよ。 生揚げと煮ると良いんですよ。 アカザとかシロザなんかも美味しいんです。」
店主によれば、「学生の頃、仲間を連れて良く野草を取りに行きました。 それで料理して食べさせました!」 飽食が悪いとは言わないが、千年もの前から日本人は日本の食べ物を食して来たのだ。 歳を重ねると、食材の見直しも必要なのだろう。
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