「あらっ、嫌だ! 鳥の糞!」 洗ったばかりの車に鳥の糞- 誰もが経験されたことだと思いますが、その糞に白っぽい部分と黒っぽい部分が在ることをご存知ですか?
体重20gのスズメが、ときには500km以上も移動することがある。
鳥が空を飛ぶには軽量化が不可欠だ。 猫もカラスも、似たようなサイズに見えるかも知れないが、猫はおよそ4kg、カラスは600gだ。 何れも地球の重力に逆らって活動するのだが、空間を飛ぶ鳥類の骨格は無駄が削ぎ落とされて必要最小限の形態なのだ。
鳥目なのはむしろ人間の方だ。 鳥は視覚の動物であると共に、聴覚の動物でもある。
昼行性なら昼に鳴くのが道理である。 しかし、昼は多くの生物が活動し、音に溢れている。
一方、夜は静かで気流も安定する。 より声が届きやすい夜間を選ぶ鳥が居るのも頷ける。
これ等は鳥類学者の川上和人氏の著書「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」の中から引用したものだが、最初の「鳥の糞」だが、
『鳥は人間と異なり、糞も尿も総排泄腔と呼ばれる単一の穴から排出される。 そのため、「白い尿部」と「黒い糞部」が一緒に落ちている』のだそうだ。
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