今日の昼飯

 喫茶店「去来庵」での昼飯に、我が家でも使用している「真昆布」を使っていたので聞くと、「知人から頂いたのよ」と、「真昆布」を持って来た。  「大船産」の表示が在った。

 国内の昆布は95%が北海道産。 その北海道で、寒流(太平洋の親潮)の流れる沿岸では長昆布や日高昆布、羅臼昆布等が在り、対馬暖流が北上する日本海沿岸やオホーツク沿岸は細目昆布、利尻昆布、暖流と寒流が交錯する噴火湾から津軽海峡沿岸では「真昆布」が生育し、それぞれに特徴があり、特に「真昆布」は上品な甘味で清澄な出汁が取れるのだが、その「真昆布」も産地は南茅部から砂原までの「白口浜」産、恵山岬から汐首に至る地域を「黒口浜」産、汐首から函館までが「本場折浜」産と呼ばれ、「白口浜」でも長札部、川汲、安浦、臼尻、大船、鹿部、砂原と在り、我が家では「臼尻」産を使用している。

そこで、我が家の「臼尻」と「大船」の違いを知ろうと、「去来庵」で使ってもらおうと持参する約束をしていたので、今日の昼飯は「去来庵」となった。

 今日の飯は「姫竹」とキノコの炊き込みご飯に、いつもの蕗の煮付け、山形の凍み豆腐とらっきょう漬け、いんげんとナスの煮物に明太子とモロヘイヤのお浸しだ。

飲み物には会津の甘酒とコーヒー。

 「姫竹」だが、「根曲竹(ねまがりたけ)」とも呼ばれ、山陰地方では「ひめたけ」、信越から東北地方で「根曲竹」と呼ぶ。 長い冬の雪の中で曲がって育つため「根曲竹」となる雪国の遅い春だ。

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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