いつも行く喫茶店の馴染み客から、「○○さん! 美味しいお蕎麦屋さんを見つけたわよ!」
隣町のアジサイ街道から少し登った山中に在って、「白い蕎麦と黒い蕎麦が在って、天ぷら等が付いているのよ。 日曜日と月曜日だけ、営業しているの・・・」
と、言うことで、今日早速行ってみた。
アジサイ街道を上っていくと、やがて麦原地区に入り、住宅が数軒並ぶ個所を過ぎると、そば「麦わらぼうし」と表示された手製の立て看板が在った。 看板を右折して狭い道を100m位登ったところに平屋の店らしき建物が在った。 到着したのは15:30頃だったが客は居なかった。
「こんにちわ~、いいですか?」と引き戸を開けると、
「あら?! お店は14:30で終わりなんですよ。」と、女性のつれない返事だったが、厨房から男の声で、「蕎麦だけかい? 蕎麦だけなら1枚いいよ!」
「ええ、お蕎麦だけ頂きたいんです!」
座敷も在ったが、背もたれの高い椅子に座っていると早速蕎麦が出て来た。
店の人達の「まかない」の時間だったので、一緒のテーブルでの食事となった。
「色が良いですねえ・・・」と言うと、「北海道の蕎麦なんです」と店主。
一口食べると、「えっ?しょっぱいぞ・・・」 色は良かったが風味は全く無く、塩分味だ。
汁(つゆ)を見ると、少なくとも醤油は使ってなさそうで、浸けてみたが出汁も判らなかった。
だが、一緒に食べたお蔭で、スイカやトマトも頂けた。
帰り際、「粉はどうしているんですか?」と聞くと、「東京の池田と言う製粉所から買っているんだ」とのこと。
「池田製粉」は練馬区豊玉北で、“胴づき製粉”と在る。 そば粉は一般的にロール挽きだが、胴搗きは上新粉の製粉なので、粒子が更に細かくなる。 いずれにせよ、も一度行きたい店では無い!
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