性も無い町 我が町

 「善良な有権者を巻き込む」と4月に書いた町会議員の政治倫理条例違反問題だが、5回の政治倫理審査会(町議3名弁護士等学識経験者3名の6名で構成)結果、「議員政治倫理条例に反する」とされた議員Yは、

「工務店を経営する兄には、町との請負契約は辞退するよう議員になって以後1度口頭で伝えたが、その後兄と疎遠にしていたため、指摘を受けるまで町の工事を請け負っていたことを知らなかった」とし、更に「辞退をどこまで求めるべきか-条例では解らない」と反論。

 さて、この政治倫理条例に対する議員の「努力範囲」だが、例え「1度でも」努力していれば違反が問えない-とするのが常識で、該当する議員Yの住民への責任は「選挙」に委ねられるしかない

しかし、ポイントは「なぜ、町が議員の兄が経営する企業に発注したのか?」なのだ。

言い換えれば、「町が認めた倫理条例に抵触する企業を指名して落札を仕込み、見事に議員の兄が経営する企業が引っ掛かった」のだ。

このことは、町が「認可した条例」にも拘わらず、「この条例はおかしい」と挑戦したことになる。

理由は定かでは無いが、該当の企業(工務店)創業者は現町長の絶大な支援者で、条例が出来る前から指名業者として町が年に数回は発注していたこと。 更に、条例が出来た後も町長は発注したかったが副町長が発注を止めたため、副町長が交代するまで該当の企業には発注しなかった。

そのため、副町長を交代させた町長は支援者の企業への発注を開始したのだ。

 自分が「やってみたいこと」を予算化させ、住民が要望しても票にならないと判断すると予算をカット。 真面目な住民は「住みたく無い町だ」と無関心を装う。

どうしようもない一部の住民が「俺にとっては良いんだよ」と支援する町、我が町。



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000