3.11福島第一原発事故の経営責任

 2011年3月に起きた福島第一原子力発電所のメルトダウンに因る事故で、直接的に間接的に亡くなった44人に対する経営陣の業務上過失致死傷害罪を問う裁判が、ようやく東京地裁で始まった。

罪状認否に先立ち、経営陣の被告たちは全員「改めて深くお詫び申し上げる」とは言うものの、「事故を予見することは不可能だった」と否認。

 今年の3月、集団避難した住民が提訴した前橋地裁で裁判長は、「津波の到来を予見でき、事故を防ぐことは出来た」として国の賠償責任を認め、東電に適切な安全対策を取らせなかった点を違法としたのだ。 かと言って、東京地裁の判決の行方は判らないし、敗訴した側は上告するだろうから、行方を云々することは早計かと思うが、国民を第一に考えた判断を期待する。

「予見出来た材料が存在」し、行政側にとって不満であっても、司法も人それぞれの判断力が在ろうとも「これぞ、司法の在り方だ!」と歴史に残る判断に期待する。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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