我が町で起きていること

 僕が住む街は人口34千人の田舎町で、町の動きを知るには毎月配布される広報誌が主で、たまには議会の傍聴なのだが、出来る限り(町会)議員からニュースを聞くようにしている。

今日も立ち寄ってみたが、

「(首長の立っての意向で)柚子の搾油機を税金××千万円使って購入するとして、税金で高知県に視察に行ったのだが、そんなことは10数年前に馬路村に行っているんだ。 とても敵わないよ!それに、ピザ窯を造るんだけど、○○建設に丸投げだよ」とのこと。

「搾油機」だの「ピザ窯」なんて、住民の大半が知らないことだ。

我が町では、予算を自分の趣味や「やってみたいこと」に使われるのだ。それも、「公約」なのだそうだ。 チエック機能の議会は、議員だけの集会なので用をなさない。

 そんな中で、今日配布された広報誌を見ると、昨年度の「河川水質検査結果」が在った。

町内12か所の内9か所は基準値以内なのだが、「開発」と称して誘致した企業が排出する汚水を「最も汚い」とする葛川(田圃の用水に使用)に流す計画なのだ。 公共の汚水処理場が在るにも拘らず-。  更にページをめくると、「官民連携でまちづくりと空き家対策を実施」と在った。

数日前の日経新聞にも掲載されたが、国が推奨した我が町の「コンパクトシティづくり」を、1民間企業と“包括連携協定”を結んでやろうとするのだ。

街をコンパクト化することは良しとするが、企画するのは町なのか?1企業なのか?

当然町の筈だが、所有者は個人だ。 個人の財産に係わることに行政が口出しするには通常、相当の時間とコストが必要で、増してや1民間企業に委ねる-なんて、どんな能無し行政だとしても可笑しい。 民有地をどのように描いても絵空事。

黙っていると、この町は恐ろしい。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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