アポロ14号に乗り、暗黒の宇宙の中で月面に33時間も滞在した宇宙飛行士エドガー・ミッチェルは、宇宙、月、地球そして、「今生きている自分の存在は、偶然では在り得ない」と感じたと言う。
昼飯を食べに「山富貴」に行くと、やがて女将が来た。
「済みませんでした。 急なもんで、○○さんにご連絡出来ずに(休業してしまって)・・・休みの日に、何処に行っているのか(?)と思っていたら、松の木の剪定をしていて足を踏み外し落ちて額を打ったらしく、救急車を呼んで医大のICUで治療して貰って、今一般病棟に居るんです・・・」
やがて運ばれて来た「更科蕎麦」は、会長が打った蕎麦に比べて麺の幅が揃い、茹で(硬さ)も良かったが「付け足し」は無かった。
清算時にカウンターに居たナガタニさんに聞くと、
「そうなんですよ! (何れ戻ることになっていた)息子が厨房で頑張っているんですけど、こんなことでも無ければスムーズに戻れなかったかも知れないんですけどネ!」
親子喧嘩で追い出された息子夫婦。
「アタシが面倒見る!」と粋がっていた若女将にも離婚され、独り住まいだった息子が厨房に戻って来たのだ。
ヒトは、地縁だの血縁だのって結び付けたがるが、薄い大気圏に包まれた貴重な水の小さな惑星の中での話-なのだ。
「今、生きている自分の存在は、(単なる)偶然では無く意味が在る」
ことを知らなくてはいけない。 生まれたことは、必要性が在るからなのだ。
話は変わるが、
小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場で発生した軽石は、流れ着いた沖縄各地では「大被害」だと言う。 ところがこの軽石を、高性能なゼオライト(吸着剤)にする技術が開発されたと言う。 ゼオライトは水や窒素分子より少し大きい空洞がトンネル状に構成されていて、「水中の重金属などの除去」「除湿」「脱臭」「土壌改良」に優れた材料なので、安価で改良出来るらしい。
軽石を国費で除去しようとしているが、塩分を取り除いてゼオライト化することに期待する。
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