大規模な若者たちのデモ参加者の前で、「COP26は失敗した」と叫ぶグレタ・トウンベリさん。
各国が石炭の使用量を段階的に廃止し、国外の化石燃料事業への融資を停止する-
と表明はしたものの、脱炭素化に向けた具体的計画は打ち出せなかったことで、世界をリードする筈のCOP26が期待外れに終わった-
「COP26は最早、気候会議では無い! グローバル・ノース(北半球先進国)によるグリーンウオッシュ(偽善的な環境配慮)の祭典だ!」と非難したのだ。
気候変動を始め、地球環境に危機が迫っていることは確かなのだろう・・・
毎日の散歩で気になることの一つに、特別支援学校から不燃物ゴミ処理場間の越辺川の「アオコ」や「川藻」の存在だ。
橋から100mくらい川下に堰が在り、流れが留まっているため「アオコ」や「川藻」が多く発生したのだろうが、2㎞位川上には周辺3町が運営する汚水処理場が在り、汚水処理場からの処理水の窒素やリン或いはエストロゲン(女性ホルモン)が、それ等の成長に影響しているのだろう。
だが、この橋から1㎞位川下には、地域の上水道水の取水場が在り、しかも、橋を渡った先には田圃が在り、農薬が多く散布された田圃の水は越辺川に戻され、浄水場に使用されるのだ。
浄水場では決められた検査をして「問題無く」飲み水として配給しているのだろうが、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の山室真澄さんに依れば、
「宍道湖(島根)で、ウナギやワカサギの漁獲量が1993年から激減した理由は、宍道湖周辺の水田でネオニコチノイド系殺虫剤の散布を継続的に行ったため、ウナギやワカサギの餌である『汽水髭眺ミジンコ』が死滅したことに由るもの」
だそうだ。
汚水処理場から流れ出る「人体に影響が無い(であろう)少量の窒素やリン」も、日常的に摂取すれば、生態的影響が及ぶのだろう。
「自然破壊を止めよ!」とデモったり、COP26参加者にマイクで叫ぶのでは無く、原因を追究する研究者たちを応援しようよ!
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