草津から志賀高原へ抜ける渋峠が「22日10:00開通」とのニュースがあった。
数年前までなら早速出掛けていたろう。 草津に泊まり、翌22日には「雪の回廊」から峠を通過するとやがて横手山ドライブインが在りその隣に喫茶店「のぞき」が在った。
その「のぞき」から眺める標高2300mの眺望は、日本アルプスを背景に、眼下に雪景色の志賀を見下ろす雄大な景色なのだ。 もう、名前は忘れたが、「のぞき」の責任者や店員さんとは顔見知りになり、年に数回は立ち寄った。
志賀高原を下りると、上林温泉だ。 その奥はご存知〝猿がいる”地獄谷温泉。 上林温泉の源泉で、そこの宿「塵表閣」には10回以上世話になっているが、この宿は明治34年創業で夏目漱石、林芙美子、与謝野晶子、川端康成などの文人墨客から当時の政財界の人々、軍人らが立ち寄った老舗旅館だ。
もう10年以上前になるが、女将小林美知子さんは当時のテレビ番組「旅館女将のコンテスト」で指南役をされていたし、通常の女将は身綺麗にして宿の顔として振舞うのだが、美知子さんは厨房で客に出す料理全てを手づくりする人だった。
それに、気付かいが素晴らしかった。 冬場に行けば、部屋着がコタツで温められているし、テーブルには焼いたばかりの餅がお茶と一緒に運ばれて来る。
展示館・円実(つぶらみ)には文人墨客の自筆や昭和初期の外国製の車が展示されている。
そこから下ると中野市になるのだが、手前の山ノ内町は湯田中などの温泉と果物の町だ。
特に、リンゴの蕾は大好きだ。 濃い緑の葉に対して蕾は濃いピンクなのだ。 咲いてしまうと白くなってしまうのだが、咲く前の1週間くらいが蕾なのだ。
その山ノ内町の奥が夜間瀬温泉で、峠を越えると木島平村が在る。
ペンション「紙風船」は関西出身のご夫婦が経営するのだが、奥様の手料理が実に美味しいし朝食のパンも手造りだ。
もう一遍、行ってみたい。
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