「急速な高齢社会」と言うと、日本を覆う大きな問題だと思うだろう.
だが、隣国の中国の高齢化社会は日本以上で、しかも複雑な問題を抱えているのだそうだ。
中国の60才上の高齢者は現時点で1.7億人だそうで、それは全人口の13%になり、60才以上の人口は年間600万人以上増加すると言われている。
そのため当の中国では、国として〝豊かになる前に老いる”という意味で、「未富先老(みふせんろう)」と言われているそうだ。
また、中国の現代社会は「421社会」とも言うらしい。
即ち、中国の多くの家族構成が「1人の子供と夫婦2人にその両親4人」であり、家計を支えるために夫婦は共稼ぎ、子の世話は両親いわゆる゛高齢者が孫の面倒を見る”のが常識なのだそうだ。
その上、日本のような介護福祉制度も無く医療費も高額になることから、高齢者は率先して自らの健康に気を付けているのだそうだ。
以前は、公園などの空き地で太極拳や囲碁などに興じる高齢者が多かったが、近年ではダンスや卓球など健康づくりに積極的で、高齢者にとって家庭では゛孫の面倒を見たり”゛食事などの家事労働”仕事、地域では地域社会の役割が在るなど、社会の中で年寄りの仕事の分担が上手く在るのだそうだ。
日本のような労働社会の定年制は、「生産力無し」から゛余計な存在”化を生む。
高齢者の皆さん、より良い社会づくりの一員として、存在を確立しませんか?
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