ルール Rule

 受託する保険会社から、電話が入った。

「○○さん! 中村運輸の『例の事故の件』ですが、サービスセンター(SC)が再調査し、顧問弁護士とも相談した結果、有責と判断したとのことです! 中村運輸の専務には僕から連絡しますが、取り敢えず報告です」

 扱っている保険契約者・中村運輸の従業員が、荷主が所有するフォークリフトを使用し作業中しているとき、作業現場に出入りしていた第3者所有の車の運転手が歩行していたのに気付かづ、接触してケガをさせる事故が起きたのだが、フォークリフトの所有管理者であり施設管理者が対応すべき事案にも拘らず、加害運転者の雇用主(中村運輸)が対応することになったのだ。

 そのため中村運輸は、加入する保険会社のSCへ架電し事情を説明した結果、

「(事故状況等を聞いた範囲では)無責(保険金の支払いが出来ない)」

と判断された-とのことで、相談が在った。

 損害保険(契約)は、日常生活で起こるリスクを「保険」に転嫁し、「安心・安寧」を購入するものだ。

敢えて言えば、「安心」を売る商売の筈だ。

 にも拘らず、「約款上、無責」などと、大上段から切り捨てるのは、おそ松クン。

「有責材料を見つけろ!」ナンて言う積りは無いが、営業努力を示せないか-と要望したのだ。

 その結果、SCが調査会社に事案調査を依頼し、その調査内容を基に顧問弁護士と相談した結果が「有責」判断だった。

 「ルール」を守ることは大事だろう。

だが、いきなりレッドカードを出すモノで無い。 保険の「有無責判断」はイエローカードを提示し、反社会的で無ければ「有責」にすべきだろう・・・

 米国フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリー映画「ボストン市庁舎」は、

トランプ政権下、「如何に、アメリカ民主主義を守るか」を示すべく、「誰一人、取り残さない政治」に取り組んだウォルシュ(ボストン)市長の記録映画なのだ。

 アレをします! コレをします!とマイクで虚言を言うのでは無く、この「問題」はこうして「解決」します!と、「選択材料」を公表してくれ!

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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