東田 直樹さん

 NHKスペシャルドキュメントの再放送、「自閉症の君が教えてくれたこと」を見た。

重度の自閉症のため、人との会話が出来ない24才の東田直樹さんがドキュメントの主人公だった。

僕の周囲には障がい者が居ないため、番組を見始めても他人事のように捕えていたのだが、東田さんが出版した本を読んだ読者、しかも自閉症の子を抱えた海外の読者が「この本に会えて良かった!」「この本の作者に是非会ってみたい」と絶賛しているのだ。

 自閉症の子だと知った母親美樹さんは専門家の説明に納得できずにいたが、やがて子供とのコミュニケーション方法を見出した。

子の直樹さんが電子辞書に興味を示したことから、「これがコミュニケーションに使えるのでは?」と独自のキーボードを作成し直樹さんに与えた。

キーボードを指しながら、記憶した電子辞書に繋いで会話をする直樹さん。

その結果、小学校3年のときの作文、「自閉と言うぼくの世界」

中学生の時に書いた「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」

中学卒業を機に書いた「自閉症の僕が残してきた言葉たち」

 世界で初めて出版された自閉症の作品に触れた読者は、例え多くの時間を自閉症の人と接して来たかに関係無く「初めて理解することが出来た」と、絶賛しているのだ。

直樹さんが4歳3か月のとき、通っていた塾の先生と筆談すると、「先生は僕のこと 何にも知らないのに 知っている風に言うから イヤ」と書いたのだそうだ。

 今、作家として頑張っている直樹さん。 健常者の間でも相手の気持ちを読む人は居ても、「読める人は少ないだろう。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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