勝った!勝てた!

 「勝ちに行くぞ!」   稀勢の里の執念だ!

一昨日の日馬富士の勢いで土俵下に落ちたときの左肩と胸部の痛みは力が出せない状態だったが、14勝1敗の照ノ富士を本割で引きずりおろし、決勝戦でも勝って稀勢の里が優勝した。

一昨日の結果で、「これで、連勝はダメか(?)」と誰もが想像したろう。

昨日の鶴竜戦の負け方から最終日も土俵には上がるだろうが、照ノ富士の足は殆ど回復しているので力負けするのではないか-と思っていたろう。

 ところが、本割の立ち合いで稀勢の里が右に体(たい)を交わしたのだ。

左の力をカバーするための策だったが、稀勢の立ち合いに一瞬照ノ富士の出足が遅れ、結局仕切り直し。 仕切り直し後の稀勢の里の立ち合いは左側が使える-かと思わせるようなガチンコだったため、照ノ富士は力を削がれた。

決勝戦でも稀勢の里は落ち着いていた。

照ノ富士の不安を煽った稀勢の里の「勝ちに行った」は、照ノ富士の出足の勢いを利用した右腕の投げの結果だ。  相撲道の勝ちを見た。

 日本人贔屓(ひいき)かも知れないが、相撲の歴史に残る一戦だったと言える。

明日の朝刊の見出しは「新横綱でも優勝」でも「稀勢連勝」でも良いが、負傷を押しての新横綱としての意地、根性を褒めたい。

稀勢の里 優勝おめでとうございます。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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