QUAD(クアッド)

「良いか悪いか」「好きか嫌いか」などの選択では無い。

価値観の世界の選択なのだ。

 安倍晋三前首相が2006年に著書で提唱した「日米豪印戦略対話」構想だが、翌2007年フィリピンで局長級会合開催まで進むも、対中国貿易に舵を切っていたオーストラリアが2008年撤退し中断。

 その後、中国々内の人権問題やファーウエイ排除、新型コロナ発生原因調査、南シナ海での覇権主義的な行動などに拠り豪中間に対立が際立ち、中国の独裁体制による中華思想・一帯一路構想に対抗する「自由で開かれたインド太平洋戦略」とも呼応して、自由・民主主義や法の支配という価値観の下、「QUAD」が復活した。

「価値観」はその個人の判断基準なので、変容するものなのだが、為政者が「価値観」を利用する、押し付けることが日常茶飯事だ。

英豪間の原子力潜水艦契約破棄、QUADに対する習近平主席の呼びかけ「対話と共存」の意味、タリバン暫定政権による国連大使交代問題・・・

 価値観は多様であり、決して50対50(フィフティフィフティ)では無いのだが、ヒトは他人に自分の意見を「押し付け」たがる動物だ。

「価値の違い」を理解し認めることは必要で、習近平主席が言う「共存」するために「対話」は欠かせてはならないし、「共通点」が見出せるだろう・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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