散歩道の田圃の畔で、春を教えてくれる紫色の花を見付けた。
畔の南斜面に、背丈は3センチぐらいだったけれど、スミレが咲いていた。
確かに、暦の上でも彼岸の入りになり、一昨日あたりから急に温かくなって来ていたので、スミレも慌てたことだろう。
しかし、最近のマスコミ報道は裏付けが充分で無くても報道してしまうケースが在る。
ミスリードはマスコミの信頼性を失墜させ、国民の判断材料としての立場を失なわせることになる。
森友学園問題をめぐり、理事長だった籠池夫妻の主張をそのまま載せた「しんぶん赤旗」が結果的に謝罪と訂正文を出した。 その内容は、
『稲田防衛相が国会答弁で、「籠池氏には10年間ぐらい会ったことが無い」と言ったが、籠池夫妻は記者インタビューに応え、「昨年10月、‟感謝状”の贈呈式で稲田氏に会った」と言ったことをそのまま大見出しにしたが、籠池氏は感謝状贈呈式を欠席したことが後で判明』した。
報道に因れば、都議会予算特別委員会で小池知事は、築地市場から豊洲市場への移転可否について、「現在、市場問題については総点検しており、市場の持続可能性も含め、総合的に判断する」とし、「築地と豊洲以外の第3の道は現時点で考えていない」とも述べている。
その流れで今日の豊洲の再検査結果は前回調査同様、地下水から基準の数十倍のベンゼンが検出された。 しかし、前回の調査結果を検討した「専門家会議」の平田議長は、「豊洲は地下水を全く使用せず、市場は完全密閉されているので安全である」と表明していて、再調査でも変わらない筈だ。
「再調査の結果を待ち、総合的に判断する」とする小池氏だが、議会の100条委員会で、答弁者が他の答弁者と食い違う主張、例えば「私はこう思った」とか「私の記憶では〇〇だ」と言っても、偽証にはならない-から、議会議員選挙に向けての政治ショーを止めて、次に進めるべきだ。
春はあっという間に過ぎて行くもので、熱い夏の対策を早めに考えた方が得。
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