不寛容、大きな危険

 今日の読売新聞「編集委員が迫る」の見出しだが、IPC(国際パラリンピック委員会)会長へのインタビュー記事が在った。

「人々が違いを認め合い、共に認め合って初めてより良い豊かな世界を作ることが出来る。不寛容で保護主義紛いの主張が拡がる今の傾向は、IPCが掲げて来た理念とは相容れない。 他者への恐れや自分は何をしても良い-と言う自惚れ、或いは『もう一つの事実』などと名付けられた単なるウソによって踊らされる人々が増えていることに危惧を覚える。 人々が生活への不安を抱えているのは確かだが、情報操作や分断では解決出来ない。」

 自らに批判的なメディアの報道を‟偽ニュース”と呼んだ上で、

「数日前、偽ニュースは国民の敵だと言ったがその通りだ。偽ニュースは国民の敵だ!」

と叫び、「情報源が無く、何も無いところからニュースを作り出している」」などと重ねてメディアを批判するアメリカの大統領。

特に、今回の大統領選挙で‟偽ニュース”を駆使したトランプ氏が、自らを批判する勢力に対応する術が無いのだ。

 そのアメリカのメディアが最新行った世論調査。 

「重要な諸問題に関して真実を伝えている-のはどちらか?」

  ● 民主党支持者の場合   メディア(86%) : トランプ氏(14%)

  ● 無党派層        メディア(50%) : トランプ氏(38%)

  ● 共和党支持者      メディア(13%) : トランプ氏(78%)

とし、学歴的には、高卒以下では55%が「トランプ氏支持」で大卒以上だと「トランプ氏支持」が37%で、トータル的には52%が「メディア支持」としたーとのこと。

 我が日本でも、メディアを巧みに使い、市民住民への情報を操る政治家(せいじや)が見受けられるが、我が国の市民住民の良識がまだまだ活きている-ことに頼っている現状に寂しさを覚える。

積極的に語ろうよ!  知ろうよ!共にこの地球で生きていくのだから・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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