僕の昼食は大抵蕎麦屋だ。 70才前までは地元の埼玉や都内は勿論、長野、群馬、新潟、栃木、茨城、福島、山形の「美味しい」と言われる店には大凡行き、徳島の祖谷(現在の三好市)、京都、福井或いは静岡、山梨、岐阜にも食べ歩きで行ったのだが、最近はもっぱら地元。 それも、特定の蕎麦屋に決めている。
今日午前中は仕事が入っていたのだが、たまたま友人から12:00頃に電話があり、「来てくれ」とのこと。 蕎麦屋を通過して友人宅で雑談を終え、何時もの蕎麦屋「山冨貴」に入ったのが閉店直前だった。
駆け足で入り決まったテーブルに着くと、何時ものように店員さんが新聞と手拭き、そば茶を追っかけ持ってきて、一旦厨房の方に行きやがて戻ると、
「今日は、‟笹切り”だそうです。」
「お願いします。」
いつものセリフなのだ。 店主がその日打った蕎麦の中から選んで出していただくのだ。
「笹切り」は笹の葉の粉末を入れた変わり蕎麦で、通常夏に出す「いろもの(色物)」なのだが、月曜日で客が少なく店主の遊びで打ったのだろう。
そう言えば、金曜日は「ゆず切り」をおまけに付けて出してくれた。
これも、厨房の店主との会話なのだ。
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