テロ対策としてトランプ大統領が出した中東、アフリカ7か国からの入国一時停止した措置に対し連邦地裁は合衆国憲法に基づき差し止めを命じたのだが、トランプは早速反発し控訴した。 しかし、控訴審はこれを棄却したのだ。 将にアメリカには「法」が活きている-と思うのだが、トランプ氏の大統領としての役割の勉強不測(或いは能力の欠如)或いは元々持ち合わせた人間力の無さなのだろう。
アメリカと言うこれまでの歴史が、程度の悪い一人の人間にあっという間に塗り替えられてしまう- それが今のアメリカだ。
ヒットラーの教訓が今、アメリカで問われているのだ。
フェイクニュース(虚偽のニュース)を操るアメリカ社会。
その中心が今、アメリカを動かそうとしている。
一方、日本のホットなニュースとして千代田区長選挙結果が在り、その中心に小池都知事が取り上げられているのだが、この区長選は一部のマスコミが言っていた自民党都議のドン対小池都知事の代理戦争では無い。 確かにドンと称された内田都議は石川区長を担ぎ前々回まで進めてきたが前回からそりが合わず、そうかと言って石川氏の行政に取り溢しも無い中での今回の選挙。 故に、投票結果でも自民党支持者の61%が石川氏に投票。 与謝野氏は8%で五十嵐氏12%の結果の通り、圧倒的に現職有利の選挙の中で、石原慎太郎氏や猪瀬氏などの歴代が超えられなかった「内田都議問題」を区民が理解した結果であり、マスコミ報道をうまく利用した形の小池知事なのだ。
その上、小池氏が環境大臣だった頃の審議官・小嶋敏郎氏が政策ブレーンとして居り、審議官としての経験を活かしたレールに乗っているので順当に見えるのだが、7月の都議選までの策として「豊洲移転」「私立高校授業料無償」があるが、必ずしもスムーズに完了するとは限らない。 意図的に攻撃相手を作り上げ、歌舞伎でも見るように有権者を見方に付け自らを祭り上げるやり方はトランプ氏に似ているが、小池氏の政治的経験と臭覚力に違いが在る所に期待する。
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