プーチンとトランプ

 政治も経済も一手に掌握する独裁政権のプーチンと新米トランプの大統領としての戦いはどうなるのだろうか?

オバマの後を継ごうとしたクリントンより単純なトランプが組み易いと視たプーチンは、証拠がほとんど残らない偽情報をインターネット上でアメリカ全土に流すことは簡単だった。

 エリツィン時代に勢力を伸ばした新興財閥による政治介入を一気に潰したプーチンは、やがて起きた世界金融危機時には自らの意向に従う企業のみ援助し、政治的にも経済的にも独裁体制を一気に築いたプーチン。

ソ連時代の負の財産を短期間で完済し、それでも多くの最低生活水準の国民を抱えるプーチン政権は、「優先的国家プロジェクト」を大統領令に挙げ、批判していた人物を次々と不審な死に追いやり、20数年で”強いロシア”を築き上げたのだ。

一方トランプは、ツイッターや大統領令を乱発はするものの、未だに体制が出来ずにいるし、ロシアには無い大国の条件である基軸通貨の発行国。

にも拘わらず主張する「アメリカ第一主義」は、これまで築いてきた‟開かれた市場”グローバル経済を自ら閉じようとしている。  大国としての信用と役割を一気に破棄しようとするトランプはプーチンにとって赤子のようなものなのだろう。

 北方領土で日本から風穴を開けようとしたプーチンだったが、トランプ政権になった今ではぷーちんとすれば「そう慌てることでは無い」と思っているに違いない。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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