一瞬陽が射したので散歩に出ると、越辺川河川敷の雑木伐採工事をしていた。
ニセアカシアの樹が在る篠林は、油圧ショベルがなぎ倒し、雑草刈りはリモコン操作で作業をしていたが、昨夜からの濁流が橋の下を渦をつくりながら下っていく。
毎年のように、自然災害が起こる様になった日本-
映像で見た熱海伊豆山の土石流。 市民からの通報で、現地で警戒中の消防署員も逃げるのに精一杯。
映像された現場は、伊豆山から港に向けた傾斜面の市街化区域なのだ。
火山国として当たり前のことだが、市街化された区域も、元々は山林地だった土地を(無防備に)宅地化し、山地の保水力を無くしたことが原因だろう・・・
開発許可を洗い出し、「山間地の宅地化」を見直す必要が在る。
それはそうと、
今回の被災者は、「自然災害」で終わらせるのか-偶々、そこに住んでいたことが「不運」だった-のか?
民法では故意または過失が必要条件だが、土地や工作物が原因だった場合、その所有者は無過失責任を負わねばならないのだ。
なので、土石流の原因が「記録的な量の降雨」だけだと「仕方なかった」なのだが、過去の
降雨で土石流が一部分で起き、その土地の所有者が措置を講じていなかった-となると、賠償責任を負うこととなるのだ。
今度のような場合、国や地方自治体がどこまで原因究明をするか-だが、多くは前例通りに「一通り」で終えてしまうのだ・・・
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