血管は、誰でも年齢とともに老化し動脈硬化が進むのだが、東京医科大学健康予防医科センター長の山科 章教授に拠れば、血管の一番内側に在る内皮細胞の機能低下により動脈硬化が始まるのだが、血管の血流が早くなると一酸化窒素(NO)が発生し、血管の中膜に在る平滑筋が緩んで血管が拡張するため、動脈硬化を防ぐ効果が起きる-そうだ。
では、具体的に何をすればよいのか(?)
勿論、コレステロール値を下げる「スタチン」や血圧を下げる「ACE阻害薬」或いは「ARB」と言う一酸化窒素が出る薬を服用すれば良いのだが、運動することで薬の服用と同様な効果が得られる-と言う。
では、どの様な運動が効果的かと言うと、少し汗ばむ「中程度の運動」
● 速歩
● スロージョギング
● 社交ダンス、水泳、サイクリング、ベンチステップ
などを「1日30分以上」「1週間に180分以上」することで効果が得られるとのこと。
余計なことだが、
日本人なら誰もが好きな「マグロ」は、将に回遊魚で、「死ぬまで泳ぎ続ける」のだが、
何故「泳ぎ続けるのか?」と言うと、海水をエラから取り入れ酸素を取り込む(生きる)ためなのだ。 口を開けて泳ぐことで取り込んだ海水から酸素を吸収し、海流でエラが動き海水が放出されるのだ。
その上マグロは、海水の比重より重いので、「泳ぎ続け」ないと海底に沈んでしまうらしい。
マグロ同様、ブリ、カツオ、カジキ、イワシ、鯖も回遊魚だ。
ヒトも、動脈硬化から逃れるために、「運動」が欠かせないのだろう・・・
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