今回の森オリ・パラ組織委会長の辞任劇は、川淵三郎氏へのバトンタッチでヒト段落かと思うだろうが、政治の世界は日々戦場。
森氏は「顧問」で残り「2020オリ・パラ」開催に向けて、組織を一段と固めたのだ。
一方、今夏(投票日:7月4日)の都議選だが、前回の選挙戦で公明党の支援を得て、小池都知事が特別顧問の会派「都民ファーストの会」が48議席を獲得。
公明党の23議席と合わせて過半数を超えてはいるのだが、今回の「森氏下ろし」を演じた小池氏は、菅政権の行方を左右する元凶となったのだ。
森氏は自民党「清和会」の重鎮。 政調会長の下村博文氏も「清和会」。
安倍前首相の引退による総裁選では無派閥の菅義偉氏を推し、政調会長役となった下村氏。
板橋区を地盤とする下村氏にとって、前回の都議選のリベンジが最大の目標なのだ。
二階幹事長の支援を期待する小池都知事だが、既に公明党は次回の都議選に自民党との連携を決めていて、山口泰明選対委員長で固めた菅政権に対して、二階氏と言えども小池氏支援は無理だろう。
「森氏下ろし」の引き金を引いた小池氏の判断は如何に・・・
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