重症化率のファクターXは?

 順天堂大学医学部の小林弘幸教授の研究に拠れば、

「山中伸弥教授の言う『新型コロナ感染での重症化率が低いファクタ-X』は2つに絞られた」

と言う。

 例えば、人口100万人当たりの(新型コロナウイルス感染者の2020年)死亡者数は2020年10月1日時点で、ペルーが982.5人(4.0人)、スペインが686.9人(4.1人)、ブラジルが672.4人(3.0人)でアメリカが618.2人(2.9人)、メキシコ598.5人(10.5人)などに対して日本は12.5人(1.9人)、中国は3.3人(5.2人)で、カッコ内の数字は「全感染者数に於ける死亡者率」だ。

更に東南アジア諸国を含むアジア全体のデータを見ると、100万人当たりの死亡者数は桁違いに低く、ヨーロッパではポルトガルが192人と隣国のスペインに比べて3分の1程度で、ポルトガルはアジア各国同様「BCGワクチン接種国」で他のヨーロッパ諸国は1970年代以降中止してしまったのだ。

 そこで、昭和大学大森亨准教が調査した「118国のBCG接種状況と新型コロナウイルスの被害状況との関連性」から、感染者数の増加速度で凡そ1.7倍、死亡者数の増加速度で凡そ2.4倍の差が生じている-ことが判明。

 現在、BCGが新型コロナウイルスの増加を抑えるメカニズムは明確化されてはいないのだが、BCGが免疫力を強化し、特に乳幼児期に結核以外の病気に対する耐性を高め、死亡率が半減していることは明らかなことから、新型コロナウイルスの活性化に効果が在ると考えられる-と言う。

 もう一つは「交差免疫」で、過去アジア圏では別種のコロナウイルスに感染経験者が多く、新型コロナウイルスに対する免疫機能が在るのではないか-と言う。

2002年に発生したSARS、2012年のMERSの他、4種類の鼻風邪ウイルス。

これ等のウイルス感染の経験を持つアジア人には、「メモリーB細胞」や「メモリーT細胞」などの免疫細胞が在り、新型コロナウイルスへの対処に繋がっている-と言う。

 話を変えて、

今日、量販店でPanasonic社製の「低速ジューサー(MJ-L600)」を購入した。

使用している「ジューサーミキサー」の使用後の洗浄が面倒クサイので、店員さんに奨めて貰ったのだが、水洗いでOKで、氷も一緒にミックス出来るので、夏が楽しみだ!

 


 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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