おけさ柿

 縄文時代に中国から伝来した柿は日本で改良され、日本からヨーロッパ更にアメリカに渡った柿だが、日本では現在、甘柿が「次郎柿」や「富有柿」など14種、「西村早生柿」や「筆柿」などの不完全甘柿が4種、渋柿が22種と変わり種3種があるそうだが、厳密には1,000種以上もあるらしい・・・

 そう言えば、僕がゴルフを始めた昭和40年頃は、1番から3番のクラブヘッドはパーシモン(柿の木)だったが、靴の木型としてつかわれていたパーシモン素材なのでゴルフのヘッドに利用されたのだろうが、今は懐かしい・・・

 さて、「柿」と言えば「奈良」だが、北海道以外の各地に柿は自生し、美味い柿が在る。

甘柿では和歌山、奈良が有名だが、どちらかと言えば僕は渋柿が好きで、特に山梨の「枯露柿」は逸品で、今年も注文する予定だ。

 ところで、佐渡には「おけさ柿」と言う平種無し柿が在る。

渋柿なので収穫後、保管庫にいれて炭酸ガスを充てんし、酸欠状態にして渋抜きをするので甘柿よりも果肉が柔らかくとろけるようなスイーツになるのだ。

 増してや季節の柿は「医者要らず」で、不溶性の食物繊維やβカロテンが豊富でビタミンCやカリウム、マンガンも多いのだ。

 話を変えるが、

毎日新聞記事に、内閣法制局長官だった山本庸幸(つねゆき)氏へのインタビュー記事が在った。

「・・・首相の周囲で仕える国家公務員たちの大切な役割は、憲法や法律、行政の原則などに反する恐れが在れば、その旨をはっきりと進言することだ。 首相も、そうした『耳に痛い意見』を言って呉れる人を傍に置き、必要ならそれを受け入れる度量を持たなければならない。 自分の意に沿う人、忖度する人ばかりで周囲を固めれば、将に『裸の王様』。 唐の皇帝だった太宗の言行録『貞観政要』は現代にも通じる・・・」

菅氏も昨年2月の同社のインタビューで、「官房長官になって、特に参考にした」と言っていた「貞観政要(じょうかんせいよう)」ー 「聴く耳」は大丈夫だろうか・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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