生態は、変化が起こると元の状態に戻そうとするために様々な変化が生じる。
例えば体温が下がると、鳥肌になって体温の低下を防いだり、体を震わせて強制的に運動を起こし体温を挙げる-このように、安定した状態を保つために、内分泌系、自律神経系、免疫系などに変化がおきることを「ホメオスタシス」と言うのだそうだ。
さて、菅義偉新政権が目指す「改革」の布陣。 総裁とは言え、党のことは協力を得た派閥の意向を丸のみするも、内閣は国民が認める(であろう)仕事師集団。
議員秘書時代から内閣官房長官としても、上司のマイナスイメージをどこまで払しょく出来るか-に傾注して備わったであろう政治世界の「ホメオスタシス」。
自治税務局長だった平嶋彰英氏は、当時の総務大臣だった菅義偉氏の肝いりの「ふるさと納税」構想に反論した一人だが、
「菅さんは、自分に従った人には人一倍恩義を感じ報いようとするが、抵抗すれば干す-公正であるべき人事がネポティズム(縁故主義)になりかねません・・・安倍政権で、各大臣の存在感が薄くなってしまったのは、各省庁の役人が直の上司の大臣では無く、官邸を見て仕事をしている裏付けです・・・」
と語る。
「この国をどうするのか?」
政治の流れ-に乗るのではなく、国の在り方を追求した政治家は今は昔。 軽くなったもんだ・・・
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