切っても切れない新素材

 今日の昼飯は「発芽蕎麦」だった。  「発芽」だからと言って麺に変わりないが、今日も麺は長くて15㎝程度。  その上柔らかで、入れ歯の僕にとっては都合が良いのだが・・・

それに、付け足しが自家製ハムが小皿に4切れ乗って居たのだが、店員さんが、

「もし宜しかったら、ソースかお醤油をお持ちしましょうか?」と言って呉れたが、そのままで脂身が甘くて結構美味しかった・・・

 さて、今日の日経サイエンス版に「切っても切れぬ新材料」という記事が在った。

『歴史の中で様々な強い材料を開発して来たが、ついに「切っても切れない」材料を生み出した。・・・人類が使う道具は、石から青銅、鉄製へと変わった。 金属との出会いは生活を豊かにし、文明の幕開けに繋がった。どうやっても切れない材料が実用化した先にどんな未来が在るのだろうか・・・』

と在り、新素材はイギリス・ダラム大学とドイツのフラウンホーファー研究機構が開発した-と言う。  ダラム大学のステファン・̪シニシェフスキ助教に拠れば、電動回転式カッターや電動ドリルを使っても、傷が付くだけで、「工具では切削出来ないのにも拘らず成型はし易い。 世界初だ・・・」

と言う。

粉末のアルミニウムと発泡剤を押し固め、数ミリメートル大の隙間が空いたアルミに直系役1.3㎝のセラミックの球を埋め込んだモノで、研究チームはアマゾン川流域に住む世界最大級の淡水魚ピラルクーを模倣したのだそうだ。 ピラルクーは獰猛なピラニアの牙を寄せ付けない-ところから、新素材はセラミックスの球が埋め込んであり、球に刃が達すると、球が震えて刃の力を弱め、刃で削れたセラミックスの破片が、刃の周囲の隙間を埋め、「土のう」のように刃の行く手を塞ぐ。

にも拘らず、鋳造のように好みの形に出来る-のだそうで、用途は工作機械から身を守る防護服や破れない扉や金庫、頑強な建物等々、応用例は多い。

 硬さの指標・ビッカーズ高度ではダイヤモンドが7,000以上でサファイアが2,300。 金属では超合金が1,800程度。 防弾チョッキに使われているパラ系アラミド繊維の「引張強度」は鉄鋼の5~7倍も在るが、新素材の誕生は「如何に使いこなすか」人間の智慧や自覚が試される-

 「科学の進歩」が地表の破滅に向かわないことを祈る-

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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